8月13日(土)
今年から学校のすぐ前にある広場がボゼ祭りの会場です。
始めはテラ庭にみんなで集まって盆踊りが始まりました。いつもと違って,ボゼツアーのお客さんや報道などのカメラに囲まれています。ちょっと緊張の面持ちで踊っているのが分かりました。毎年ボゼの出現を見ている子たちの表情は,盆踊りが進むにつれ緊張感が高まります。今年初めてボゼを見る子たちは,「え,ボゼって怖いの??」とみんなの緊張が伝染していきます。写真やイラストで見るボゼはかわいらしいものがありますが,実際のボゼは迫力があり,さらにそれが迫ってくるので,子どもたちは阿鼻叫喚の様子を毎年みせています。
学校前にもどりしばらくすると,太鼓の音と「ボゼがくっど~。」という声で子どもたちの恐怖はさらに高まり,それだけで泣き出してしまう子も。今年も3体のボゼが現れ,たくさんの人に赤土と恐怖をまき散らしていきました。この赤土をつけられると無病息災になるといわれているので,自らボゼに近づいていく勇気のある子もいました。
ボゼが現れた後は,みんなちょっと放心状態。しかし,子どもたちにはハッパン大将を披露するという大役もあります。衣装に着替えて,たくさんのカメラに見られながら,ステージに登ります。いつもと違う雰囲気の中でしたが,歌とともに,練習の成果を充分に出し切ったハッパン大将を披露することができました。アンコールもいただき,2回のハッパン大将を披露することができ,みんな大満足でした。緊張が解けたみんなは,島の方々とおしゃべりも楽しみ,「ハッパン大将よかったよ。」というお褒めの言葉をいただき,にっこり笑顔を見せていました。