2011年6月アーカイブ
中学1・2年生の2名が「生活の中で使えるものをつくろう」という技術の学習で製作活動を行いました。「流木で何か作りたい。」という2人。5月の休日に海岸に材料集めにいき,技術の授業を使って製作をすすめ,6月27日に完成しました。
中1の生徒が作ったのは「自宅の外で使う椅子」。脚を流木で作り,座板は廃材を利用しました。とても丈夫で,安定した椅子ができました。名前を書くのに苦労したようです。
中2の生徒が作ったのは「父のための看板」。島で塩作りをしている工房の入口に看板を立て,観光客の方々に分かるようにしたいと頑張って作りました。のみで穴を開けるのが大変だったそうです。
2人とも大満足の作品が仕上がりました!!
地域の方を講師に迎え,句会が行われました。子どもたちや先生方,保護者や地域の方が作った句をお互いに鑑賞し合う会です。作った句の紹介が終わると,自分が一番お気に入りの句を選び,感想を発表し合います。今年も表現を工夫した素晴らしい作品ばかりで,お気に入りの句を見つけることに苦労していました。今回の句会に出品された句です。お楽しみください。
子どもたちの句(児童生徒全員分)
雨がえる 雨は好きかい ぼくきらい(小5男)
たのしみだ かえってくるひ おかあさん(小1男)
クーラーだ くうきをのんで つめたいね(小1女)
なつやすみ やったあプールだ たのしみだ(小1女)
森の音 わか葉がしげり 夏が来る(小3男)
金魚のお ふわりとゆらぐ わたみたい(小3女)
風鈴が リンリンリンと こだまする(小4女)
夏祭り ラムネ買ってと ねだる声(中1女)
もぎたての トマトのほほを つたうつゆ(中2女)
五月雨で ぬれた地面に 木がしげる(中3男)
さそわれた 香りのパレード きんもくせい(中3女)
大人の方々の句(一部の作品のみ)
夏終わり 思い出語る 日焼けあと
大の字に 網戸のやもり 素っ裸
震災によせて・・・
青き空 続くかなたに なみだ雨
大津波 過去も未来も 押し流し
夕方,学校の近所の方から「魚をさばくけど見る?」
びっくり! 大きな魚でした。
「ロウニンアジ」というのだそうです。
すごいです。
体長1m以上。40kgくらいあるらしい。
大きすぎて,まな板ではなく普通の板にのせられて
いました。釣り好きの人に人気があり,英語名の
"Giant Trevally" の頭文字をとって「GT」とよぶ
その他にも1mくらいの「イソマグロ」という魚が何匹も
釣れたそうです。
「あまり釣れすぎても困るから」と途中でやめて
帰ったとのこと。
カレンちゃんも天井から様子をうかがっています。
主に旦那さんがイソマグロを,奥さんがGTを担当。
すごいスピードでさばいていきます。
1時間ほどで作業終了。
入港しました。
フェリー接岸の際は,多くの島民が港に
荷物の受け渡しが行われるのです。
船のクレーンでつりあげられ,降ろされます。 白い箱(コンテナ)は,一般的な生活物資が入って います。食料品や雑貨などが中心です。
最近はネットで本やCDを取り寄せる人も多いです。
郵便物などが入っています。
「通信の秘密」が守られるように,
カギがかけられ,簡単に開けることはできません。
そして最後はコレ。
久しぶりに見ました。
島内では点検や修理ができないので,名瀬か鹿児島に運びます。軽々とつりあげられて船内へ。
もちろん,すべての車がクレーンで船に積まれるわけではありません。
通常のフェリーのように乗り降りする部分もあります。今回は何か理由があったのでしょう。
では,「つりあげられるもの(パート2)」をお楽しみに。
子どもたちが楽しみにしていた宝島小中学校との交流学習が行われました。今週はずっと雨が降り続いていましたが,今日は晴れ。子どもたちの思いが通じたのでしょうね。
小学生はグループに分かれての島内探検やスポーツ大会。グループで島内のいろいろな場所を紹介しながら回ったり,グランドゴルフやボーリングを楽しんだりする様子が見られました。
4時間目は小学生・中学生一緒に音楽。3つのグループに分かれて「祝いの手打ち」のリズムを完成させました。給食はみんなでお弁当。
午後からは中学生が体育でサッカーやバスケットボールを楽しみました。子どもたちだけでなく先生方も一緒に汗を流しました。(先生たちの方がエキサイトしていたような・・・笑)
短い時間ではありましたが,たくさんの思い出を作ることができた交流となりました。
宝島小中学校の皆さん,今日はありがとうございました。これからもよろしくお願いします。
に晴れました。
授業で植物の観察のために外へ出たら、
こんな生き物をつかまえました。
美しい「トカゲ」。
ふつう、トカゲに「美しい」という言葉は使わない
と思いますが、このトカゲは別物です。
見事な緑色をしています。調べてみると、
普通のカナヘビはトカゲに似ている茶色の生き物。
石垣や塀の近くで見られます。
このアオカナヘビは草の葉の上にいました。
しかも、近くにはやや茶色のアオカナヘビもいました。
沖縄や奄美、宝島、小宝島あたりでしか見られない
珍しいものだそうです。
子どもたちに一通り見せたあと逃がしましたが、再度見つけて観察したいと思いました。
小宝島の自然にまた感動した1日でした。
(さて問題です、このアオカナヘビの緑色の個体と緑・茶色の個体、どちらがオスでしょうか?)
今日は小学校3・4年生で国語の研究授業が行われました。
同時に2つの学年の授業をします。
教室の前方の黒板と後方(側方)の黒板
を使って、両学年を交互に進めます。
はじめて見たら「すごい!」と思われるでしょう。
スチール缶やプラスチック容器に見られる記号
について調べ、まとめたことを発表しました。
4年生は「いろいろな意味をもつ言葉を調べる」という
内容で、「とる」や「たてる」、「とまる」といった言葉を
国語辞典で調べ、調べたところに次々と付箋紙を
貼っていきました。
自分たちで学習を進めることができるか
ちょっと心配でしたが、どちらの学年も最後まで
集中して学習課題に取り組み、満足した表情を
見せていました。
先生、おつかれさまでした。
地震や津波の際の避難の仕方については話をしてありましたが,今回の訓練の実施については子どもたちに知らせてありませんでした。教頭先生の「避難訓練,避難訓練,地震が発生しました。」という放送に驚きながらも,慌てず机の下に隠れ次の指示を待ったり,無言で避難をしたりすることができました。(タイミングが悪く,避難をしようとしたときに雨が降り出し,特別活動室への避難となりました。)
避難後は,係の先生から地震・津波の恐ろしさ,地震・津波から命を守るための気をつけることなどの話がありました。今年の3月に起きた東日本大震災の様子を新聞や映像で見て,その恐ろしさを痛感したようです。
今回の震災でなくなられた方々,被災された方々のためにも私たちが今できることを精一杯行っていきたいと思います。
生き物たちの観察で小学生も中学校校舎に
やってきます。
「うわー」、「すげー」の声。
その中でも1番だったのがこれ。
(写真は光文書院さんのHPから)
モンシロチョウの卵。
キャベツやブロッコリーなどの
葉の裏に産み付けられています。
卵の観察は小学校の教科書にも載っているので、そう珍しくないのですが、
見ているうちに卵の中から茶色のとげのようなものがつきだして、
うまれたばかりのモンシロチョウの幼虫です。
幼虫はすぐに自分で卵の殻を食べ始めます。
殻をかじり始めてからからだが完全に出るまで約30分。
その一部始終を観察できました。(もちろん交代で)
手持ちのデジカメを接眼レンズに近づけ、何とか撮影できた1枚。→
小さな命の誕生に感動した30分でした。