2時間目,海上保安庁の巡視船「さつま」が
小宝島に来島。
潜水士を含む乗組員のみなさんが,子ども
たちのために出前授業をしてくださいました。
まず,海上保安庁がどんな仕事をしているか
の説明でした。海上パトロールだけでなく,
海図をつくったりする仕事など,多岐に渡って
業務を行っていることが分かりました。
続いて,これから増える海の事故への対応
ということで,特に人が溺れているのを発見
したときにどうすればよいか,寸劇を見なが
ら考えました。
突然,現在ブレイク中のあの芸人さんに似た
人が登場。「コーラ,ここに置くぜぇ~」などと
雰囲気をたっぷり盛り上げたあと,身近に
ある物が簡単に体を浮かせる道具として
利用できることなどを説明。とても勉強に
なりました。
そのほか,実際に使われている酸素ボンベ
を背負ってみる体験や,ウェット・スーツを
着てみる体験などもありました。
先生の1人がボンベを背負ってみましたが,
かなり重そうでした。その他の装備も含める
と相当な重量になり,体力が必要な仕事だと
感じました。
最後に,救助のときに人を引っ張り上げる
場面を想定しての体験。
専用のロープや滑車を使って,体を2m以上
持ち上げることに成功しました。
写真は,中学生男子を室内にいる小学生
たちが引っ張り上げているところ。
意外と軽くロープを引けたそうです。
1時間という短い時間でしたが,これまで知らなかったことを学んだ授業になりました。巡視船「さつま」のみなさん,
ありがとうございました。