2014年3月アーカイブ
先日辞任式(卒業式?)を終えた3名の先生方と,とうとう別れの日がやってきました。
フェリーが着くのは6:45。早い時間ではありますが,多くの島民の方々が港にお見送りに来てくれました。
出発式での一人一人のお別れのメッセージには,胸がしめつけられるような気持ちになりました。
短くて1年間,長くて3年間小宝島分校に勤め,子どもたちのため,島のために,尽力された先生方。
「出会いがあれば,別れがあるもの」とはいいますが,やはり切ないものですね。分校の子ども・島民の方々とつないだ紙テープが風にゆられる光景はとても綺麗で,島の自然も先生方をお見送りしているように思えました。
先生方のおかげでたくさんの思い出ができました。感謝の気持ちでいっぱいです
。本当にありがとうございました。きっと新しい赴任地でも,御活躍されることと思います。分校のみんな,そして島民のみなさんも,応援していますよ!
先生方,どうぞお元気で!
分校では,給食はできたてのおいしい給食が食べられます。調理室すぐ隣のランチルームで,全児童生徒・全職員が一緒に食べます。座席は毎回くじ引きで決定します。
今日もいつものように完食して,元気よく「ごちそうさまでした!」と言ったところに・・・。
歯医者さんら6名が来室(なぜ島内にいらっしゃるのかは前ブログ参照)。
歯の模型を使って,歯みがきのポイントを説明。「虫歯菌のうんちを残さないように!!」と言われた子どもたち・・・。
手鏡を見ながら,5分間ゴシゴシ。
その後,染め出し。みがき残しがあると,ピンク色が残ります。
いつもは養護教諭が確認しますが,今回は右写真のように複数の方々が,丁寧に確認してくださいました。
「合格」をもらい,にっこり!!
「しっかりと磨けている子が多いですね。」,「先生方の目が行き届いていて,指導がしっかりなされていますね。」とお褒めの言葉をいただきました。また,子どもの成長に合った歯ブラシを使用した方がいいことや,みがき残しが多い子どもには先生が少しブラッシングしてあげてみては・・・,などのアドバイスをいただきました。
その後の昼休みは,体育館などで一緒に遊んでくださいました。
フェリーが抜港したおかげで,正しい歯みがきのしかたを学ぶことができた,分校の児童生徒・職員でした。6名のゲストの方々ありがとうございました。
9日(日),小宝島では毎月恒例の「とからいきいき教室」がありました。今回は島外から6名のゲストが参加してくださいました。7日(金)~8日(土)に歯科診療をしてくださった方々です。
予定では9日(日)朝にフェリーに乗り,鹿児島に帰られる予定でしたが,小宝島は「抜港(ばっこう)」=港の状態で船が接岸できないときに,次の島に行ってしまいます。前日の下り便も小宝島だけ抜港で,食材も人も降ろすことができず・・・。上りに期待していましたが,そのまま鹿児島に戻ってしまいました。やはり,自然にはかないません。
というわけで,島に残られた皆さんは,快く地域行事に参加してくださいました。
いつものように,十島のうたに合わせたストレッチの後,筋力アップの体操をしました(写真右上)。
そして今回のメインは,「記念アルバム作り」。一年間のとからいきいき教室の活動をふり返りながら,みんなでアルバム作り。4班に分かれて,各班が3か月分を担当して,1冊の記念アルバムを作ります。
ゲストの皆さんは,さすがに手先が器用で,上手にハサミを使いこなし,写真の周りなどにきれいにデコレーションをしてくださいました。ちなみに,今回参加されたので,3月の活動のページには写っています。数年後,「この人だれ?」と言われないことを願っています。
最後はお楽しみの昼食タイム。メニューは,「炊き込みおこわ,すまし汁,白身魚のマリネ,人参ゼリー」でした。
参加者全員で,楽しくお腹いっぱい食べて,今年度の活動を無事に終えました。
3年生の社会科では,地域にある歴史・伝統・文化といったものを調べる学習をしています。先週まで艀(はしけ)を何度か見学に行った子どもたち。今日は,実際に艀作業を体験されたMさんを講師として迎え,当時の話を聞きました。
「この頃の船はね・・」と当時の様子を分かりやすく説明され,子どもたちは頷いたり,驚いた表情を見せたり,どんどん話に吸い込まれていきました。実際にその当時の映像が残っていたので,みんなで見てみると,艀作業の様子がとてもよく分かりました。その中でも一番驚いていたのは,親牛を艀に乗せず,泳がせていた場面でしょうか。みんなテレビに目が釘付けでした。
子どもたちは事前に考えていた質問以外にもたくさん質問をしていました。日本で最後まで艀作業をしていた小宝島。この艀についての知識が増え,みんな大満足の表情でした。
お忙しい中貴重な話をしていただいたMさん,本当にありがとうございました。
2月28日,子どもたちもそして職員も待ち望んでいたバイキング給食がありました。
4校時にランチルームに集合し,栄養のバランスについて養護教諭U先生から説明していただき,まずは自分がどのメニューをどれくらい食べるか考えます。小学校高学年・中学生は電卓を使ってカロリー計算も行いました。
食べ物を決めたら,次は配膳。
テーブルの上にたくさん並んでいる料理を見て,「早く,早く・・・」と,みんな心の中で思ったことでしょう。
黄・赤・緑の栄養グループに気を付け,取りすぎないように配膳していきます。一番人気はやっぱり鶏肉のからあげですかね。みんな笑顔で料理をとっていきました。
「おいしい~!」「まだおかわりあるかな。」
普段の給食もとてもおいしい分校ですが,やはりバイキング給食はまた別物。一人で3・4回ほどおかわりをする子もいました。これからも栄養のバランスに気を付け,好き嫌いすることなく何でも食べて,元気な分校の子どもになってもらいたいです。