みやま「おとどけコンサート」。

28日土曜日 船はお昼ごろ到着。miyama01.jpg

今回も「すばらしいもの」が届きます。

ものというより「人たち」ですね。

小雨が落ちる曇り空の中,たくさんの島民が
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港でお出迎え。

無事接岸し,タラップを降りる5人の男女。

小宝島は初めてだそうです。

若い女性2名。ベテランな感じの男性3名。
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実は,この方たち,昨年10月4日に来島予定だった
のですが,台風18号の通過で延期され,その後も
なかなか機会に恵まれず・・・。

そして今回も全国的に荒れ模様の天気。島への下り
の船は何とか出港するけど,帰りの便はどうなるか,
いつ帰れるか分からない・・・そんな船で来てもらえる
ハズはない・・・。と思っていたら,来られました。

歓迎! ようこそ小宝島へ。
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13時間の船旅,おつかれさまでした。

帰りの便については,かなりの覚悟をして乗船された
そうです。でも,「子どもたちが待っている,行こう。」と
出発を決意したとのこと。

ありがとうございます。(感謝,感激,言葉にできず)
というわけで,5名の方が来校。
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今回の目的は「おとどけコンサート」。

霧島市の「みやまコンセール」から4名の
音楽家の方々,もう1名は十島村役場から
今回のコンサートの担当者の方が来島。

今回の企画は,十島村の各島で毎年1回行われている
「十島ファミリー劇場」という音楽・芸能鑑賞事業の一環
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で実現しました。2年前,この事業でプロの音楽家の
演奏を聴いてから,ぜひ,また音楽の生演奏を・・・。
と,願っていたら実現しました。

今回来島された方々は,
井ノ上綾香さん(ピアノ)
外山友美さん(トロンボーン)
瀬戸口浩さん(声楽・バリトン)
幸多優さん(司会・サクソフォン) の4名。

17:00 開演。
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司会の簡単な説明のあと,第1曲目は
トロンボーン。
目の前での演奏は迫力満点。
すごく響きました。

続いてサクソフォン。
おなじみのメロディーでも,生演奏は格別。
音が全身にしみこんでいく感じ。
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視聴する側も真剣です。

滅多にない鑑賞会に,大人も子どもも
1曲1曲に集中していました。

バリトン歌手の声が体育館いっぱいに
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響き渡り,圧倒されました。

声の強弱,抑揚などが曲ごと,場面ごとに
自在に変化し,からだの動きでも表現され,
とにかく,すごかったです。

プログラム前半のプレイリストは次の通り。
1 テディー・トロンボーン(H.フィルモア)
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2 情熱大陸(葉加瀬太郎)
3 むりしてスーパーマン(阪田寛夫・大中恩)
4 愛の夢(F。リスト)
5 トロンボーン協奏曲 第1楽章(L.グレンダール)
6 チェロソナタ第1番 第1楽章(A.ヴィヴァルディ)
7 ブリヤンスより第1楽章(I.ゴトコフスキー)
8 待ちぼうけ(北原白秋・山田耕筰)
9 ふるさとの四季(源田俊一郎)

途中,演奏で使われている楽器や曲に
ついての説明などもあり,みんな興味深く
聞いていました。
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トロンボーンにはいくつかの種類があること
や音階は自分の感覚で決めて管をスライド
させることなど,勉強になりました。
また,トロンボーンの起源だといわれる
サックバットという楽器も実際に演奏して
いただき,音色の違いに納得しました。

休憩をはさんで後半の部。曲目は次の通り。
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10 英雄ポロネーズ(F.ショパン)
11 アイナの歌(P.スパーク)
12 闘牛士の歌~歌劇「カルメン」より~(C.ビゼー)
13 チャールダーシュ(V.モンティ)
14 ハッピートロンボーン(R.アレス)
15 あこがれの夏(K.ロペス・R.ロペス)
16 レット・イット・ゴー(K.ロペス&R.ロペス)
17 花は咲く(岩井俊二・菅野よう子)
18 夢の世界を(芙龍明子・橋本祥路)

楽譜を見ないで「英雄ポロネーズ」を弾いた
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井ノ上さんは,長いときは,1日8時間くらい
ピアノの練習をするそうです。
すばらしい演奏でした。

去年流行した「レット・イット・ゴー」,
震災からの復興を願って作られた
「花は咲く」では,涙が出そうに。

そして,最後は児童生徒が加わっての
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合唱「夢の世界を」です。

1か月くらい前から,この日に向けて音楽の時間
などに少しずつ練習していました

13人という少ない人数ですが,一人一人
声を出し,体育館いっぱいに歌声が響き
ました。

あっという間の2時間。
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とても充実していて,こんなにすばらしい
感動の時間を過ごせて,満足感いっぱい。

みなさん,本当にありがとうございました。

今回のことは,ずっと忘れません。

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この記事について

このページは、十島村小中学校が2015年3月 1日 12:40に書いた記事です。

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