3月13日(月),喜びの朝が小宝島小・中学校の卒業生に訪れました。
胸に鮮やかな色のコサージュをつけた中学生1名,小学生4名はどことなく照れた
表情を見せながら,いつもにも増して明るく挨拶をしてくれました。
続々と保護者・里親,島民の方々が集まり,卒業生の緊張感が高まる中,第1回
小宝島小・中学校卒業式が始まりました。
「卒業証書授与」では,卒業生は大きな声で返事し,卒業証書を受け取りました。
その姿は自信に満ち溢れており,とても輝いて見えました。
「在校生お祝いのことば」では,在校生が卒業生に向け感謝のことばを送りました。
特に生徒会長Kさんによる在校生を代表した挨拶では,卒業生一人一人との思い出や
「開校の記念すべき年に,この仲間と過ごせてよかった。」などということばが綴られており,
子どもたちの強い絆を感じることができました。
その後,在校生から花束と『旅立ちの日に』の歌が送られました。
この日のために一生懸命練習した甲斐もあり,会場を沸かすとても感動的な合唱となり
ました。
また,「卒業生お礼のことば」では,卒業生一人一人が保護者・里親,島民の方々に日頃
の感謝の気持ちを伝えました。
その中で,高校・中学校での目標や決意を述べるなど,たくましく成長した一面も見ることが
できました。
卒業式終了後,茶話会が開かれました。
1年間の思い出のスライドショーや在校生,島民の方々,保護者・里親,担任の先生,
卒業生の思い思いのことばに会場が涙に包まれました。
笑いあり,涙ありのすばらしい卒業式と茶話会になりました。
5名の卒業生は,今後新たな道を進むことになります。
希望に胸を膨らませる半面,不安な気持ちもあることでしょう。
しかし,小宝島小・中学校で学んだことや小宝島での思い出が背中を押してくれると信じています。
離れ離れになり寂しさもありますが,卒業生の皆さんの高校や中学校での活躍を期待しています。