2022年2月アーカイブ
2月14日(月)に予定されていたお別れ遠足が雨天順延となり,15日(火)に実施されました。
はじめに,竹の山に登りました。
先日,職員や島民の方々で山開きを行いました。生い茂る竹をかき分けて,なんとか山頂まで開いていきました。その甲斐もあってか,子どもたちは山頂までの小径を歩く中,竹林を渡る風の音や木漏れ日に心地よさを感じていたようでした。
20分ほど歩き無事山頂へ到達しました。子どもたちは太平洋を臨む雄大な景色に感動していたようです。
山頂では,それぞれの目標が書かれた一枚の大きな旗をくくりつけ記念撮影を行いました。
大自然の懐に抱かれ,「小さな島から大きな夢を」という教頭先生の言葉が思い出される景色でした。
下山し,午前のレクリエーションを終えると,地域の方々が学校に集まってきました。お昼ご飯の時間です。実はこのお別れ遠足は,学校関係者だけでなく地域住民も一緒になって行われる行事なのです。
給食調理員さんと補助員さんにカレーを作っていただきました。もちろん感染対策を行った上ですが,暖かいコミュニティーの良さや様々な人とのつながりを感じられるひとときでした。
土曜授業の朝はトカラ集会がありました。TV会議システムを使い,他の島の児童生徒と交流を行います。今日は口之島小中学校が担当で,十島についてのクイズを出題してくれました。
1問目は小学校1・2年生,2問目は小学校3・4年生,3問目は小学校5・6年生,4問目は中学生が解答しましたが,みんなで協力して取り組みました。これまで一緒に勉強をした児童生徒の顔も見ることができました。
楽しい時間を過ごすことができました。
695人。
これは2月15日現在の本県の一日の新型コロナウイルス新規感染者数です。
そうした状況も踏まえ,本校では,2月9日(水)にオンライン授業を想定した職員研修を行いました。
具体的には,いつ休校になっても,各教職員が迅速かつ十分に対応できるようMicrosoft Teamsを使ったオンライン授業の仕方や各種コンテンツの活用方法などを学びました。実際に触ってみるとこれまでになかった便利なツールも多くあり,今後の授業の幅も広がりそうです。
今年度を通して,本校ではタブレットを使った教育活動に対応すべく研究授業や校内研修を積極的に行ってきました。
これからも本校の良さを生かしつつ,教職員の資質向上を目指し,よりよい教育活動を行えるよう日々の研究・研修活動に努めてまいります。
小宝島には「ヒチゲー」という日があります。このヒチゲーの日には,島内を神様が歩きまわるという言い伝えがあります。それで神様の邪魔にならないように,外に出てはいけない日となります。島の家々の窓,扉には「トベラ」の葉を張り,神様が入ってこないようにします。どうしても外に出なければならないときには,トベラの葉を身につけなければいけません。
この言い伝えは,忙しい正月(旧正月)で,ゆっくり休む日を作ろう,ということから生まれたという説もあります。今日は学校にもトベラの葉をつけ,児童生徒はトベラの葉を身に付けています。今日は非日常を感じながら,島の伝統を感じながら1日を過ごしました。
※ 「ヒチゲー」の名前は「普通の日(ヒ)と違う(チゲー)」からきているようです。また昨日6日が小ヒチゲー,今日7日が大ヒチゲーとなります。