2025年3月アーカイブ

いってらっしゃい!

 3月26日(水)早朝,高校に進学する卒業生,そしてここ小宝島を離任される先生方4名が島立ちしました。ここ小宝島は6時前に港を出るため,4時すぎには起床,そして5時頃より港への往来がする様子が見受けられます。この日の朝も暗闇の中,月や星を眺めながら卒業生,そして転出される先生方を見送るために港に多くの方が集まりました。

    

 

 先生方のおかげでこの1年,そして2年間・・充実した日々を過ごすことができました。ありがとうございました。お体に気をつけて!!いってらっしゃい。

 鹿児島港では先生方をお迎えに,1年前,2年前・・小宝島にいらっしゃった方々の姿が。手作りのお花で飾られた横断幕,アイドルのコンサート並みのうちわでお出迎え。到着された先生方のうれしそうな様子を見れてほっとしました。小宝島を離れても,小宝島のことを想ってくださるみなさまに感謝です!!

職員だけのお別れ会

 辞任式の終えた後,職員内でのお別れ会を実施しました。教頭先生による,転出される先生方の紹介を終えた後,それぞれの先生方のスピーチがありました。1人,1人の先生方の思いやこれからの目標,そしてここ小宝島に残る私たちへのエールをいただきました。それから記念品贈呈,そして1年間の思い出ムービーをみて,涙あり,笑いありの時間を一緒に過ごすことができました。

       

 

 先生方,本当にお疲れさまでした!!ありがとうございました!!!!

ありがとうございました!!

 3月25日(火)に修了式を実施しました。修了式では今年1年の思い出,そして次年度に向けての抱負を前期課程2年生が発表しました。

   

 各学年,校長先生より修了証書が手渡され,児童・生徒は嬉しそうに受けとっていました。4月から新学年でまた頑張りましょうね。

【前期課程】

   

 

 6年生は3月8日にすでに修了証書をいただきました。

【後期課程】

   

 その後,辞任式が行われました。

     

  

  児童・生徒を代表して6年生が小宝島を離れる先生方へ感謝の気持ちを述べました。また島立ちを控えた卒業生も式に参列してくれました。

    

 今年度離任される4名の先生方,小宝島での生活はいかがだったでしょうか。お店がなく不便さを感じたこともあったでしょうが,先生方一人一人が趣味を充実させ,2年間,または3年間を過ごされていたと思います。先生方から多くのことを学び,たくさんの笑顔,笑いをいただきました。ありがとうございました。新天地でのご活躍をお祈りいたします。

全校集会で表彰

 3月18日(火)全校集会が行われました。「第72回南九州美術展」では6年生2名が入賞。そして「体力アップ!チャレンジかごしま」で各クラス良い成績を修め,その表彰が行われました。

第72回南九州美術展

【6年生】

 

昨年度のリベンジ!今年度は6年生2名とも入選。おめでとうございます!!

体力アップ!チャレンジかごしま

【2・3年生】

  

第6位 一輪車でGO! 第7位 のばしてコロコロ

【6年】

  

第5位 一輪車でGO! 第10位 のばしてコロコロ

【7年】

  

第5位 のばしてコロコロ 第9位 ふたりでさっさっ

第9位 馬跳びぴょんぴょんぴょん 

【8年】

  

第1位 のばしてコロコロ 第3位 馬跳びピョンピョンピョン 

第5位 二人でさっさっ

【9年】

 卒業した9年生のものは校長先生より紹介していただきました。

第1位 馬跳びピョンピョンピョン 第5位 のばしてコロコロ

【小宝島学園】

  

「学校賞」もいただきました。

 みんなの頑張り,そして努力がこのように評価され,うれしいです。小宝島に来て初めて一輪車に乗った児童・生徒もいましたが,朝の時間,昼休み,放課後,そして休日に練習している姿もありました。地道な努力,努力を積み重ねることの大切さにあらためて気付いた朝の集会でした。

Spring is coming

 みなさま,いかがお過ごしでしょうか。卒業式で9年生を送り出してから10日。少~し静かな小宝島学園です。今日は寒気を伴った低気圧や湿った空気の影響で大気の状態が不安定・・ということで,本土ではところどころで雨や雪が降るようです。ここ小宝島も数日前より再び寒気が訪れ,半袖姿だった児童・生徒もまた長袖姿に模様替えしています。

 寒さもありますが,少しずつ「春らしさ」を感じることも。

 卒業式に向けたチューリップ。卒業生が受験で上鹿した日(1月22日)に植えたチューリップが1輪ずつ咲き始めました!今年は少し成長がゆっくりでした。

  

 

 環境美化委員が植えたチューリップは現在,成長中。もしかすると入学式に間に合うかな?と期待しています!

 今年初。ウグイスの鳴き声が・・。朝からさわやかな目覚まし時計で目覚めることができました。

 ←イメージ図。いつか鳴き声の主の姿を見つけたい。

 学校にはかわいい訪問者も来ています。授業中,生徒が「先生!つばめが来ています!」との声に,ついつい授業を中断し,みんなで様子をみながら「どこからきたのかな?」「巣を作るのかな?」など話題に。ほっこりする時間をすごし,また授業に戻りました。

 

島立ち

 進学や就職で子どもたちが島を離れる「島立ち」。卒業式の翌日、卒業生1名がその島立ちを迎えました。まだまだ夜が明けない中、港には地域の方々をはじめ、寮監・寮母さん、児童・生徒、そして先生方が卒業生の島立ちに向けて集まってくださいました。「島立ち」をする卒業生との最後の時間を惜しむ様子に心を打ちました。

 新たな出発。高校生活、新しい生活に向けてキバレー!!また遊びに帰っておいで。

    

  

  

新たな出発。それぞれの道に向かって。

 3月8日に第1回後期課程卒業式・前期課程修了式を実施しました。午前中はあいにくの雨でしたが,式の直前にはいつの間にかすっかり晴れ,式場には陽が差し込み,修了生及び卒業生をお祝いしてくれているようでした。ご参列いただきました来賓,地域のみなさま,本当にありがとうございました。式中の後期課程卒業生のお礼のことばを掲載させていただきます。

            お礼の言葉

 体育館の窓に差し込む光にも暖かい春の訪れを感じます。天候悪く,スライド便からの抜港。奄美を経由して荒波を越えて早朝,暗闇の大雨の中到着し,ここ小宝島での生活が始まりました。あれから2年の月日が経ち,あの時とは異なるさわやかな春風が私たちの心を吹き抜ける中,私たちは島立ちを迎えます。これまでの日々を思い起こせば,すべての瞬間を色鮮やかに頭に思い浮かべることができます。

 13歳。小宝島での生活に期待と不安でいっぱいの中,照れくさく,また新しい生活に緊張していた日々。職場体験学習では働くことの尊さを学び,学校生活でも小宝島小・中学校の伝統の重みを感じながら様々な行事を楽しむことが できました。

 14歳。小宝島学園がスタートし,最高学年としての責任感,みんなを引っ張っていきたいという気持ちから児童生徒会長へ立候補しました。あっという間に流れていく時間の中,ここ小宝島での思い出一つ一つを大切にしたいと感じるようになりました。ここ小宝島で得たものは私にとってかけがえのない大切な宝物です。

 そして苦しかった時,迷った時,背中をそっと押してくれたり,静かに寄り添ったりして支えてくれた仲間たち。みんなでともに笑い,時にはケンカもしましたが,それらの日々があったからこそ熱い友情と強い信頼を築くことができました。ありがとう。

 私たちをいつも見守ってくださった先生方。たくさんしかられましたが,厳しさの中に,私への優しさと愛情があふれ,それらをいっぱい注いでくださったことが今ならよくわかります。心から感謝しています。ありがとうございました。

 またいつも優しく声をかけてくださる地域の皆さま。ここ小宝島の大きな魅力の一つは,地域の皆さんとの交流だと思います。小宝島のみなさんは,私たちを温かく迎え入れ,常に優しく見守ってくださいました。みなさんのおかげで,私も島の一員として楽しく生活することができました。地域のみなさんの温かさと,その支えがあったからこそ,私は楽しく,充実した小宝島の生活を過ごすことができました。ありがとうございました。

 寮監さん,寮母さん。私が寮生活を通じて学んだことは,私の成長に欠かせないものばかりでした。特に寮では協力することの大切さを学びました。

 毎日一緒に過ごした寮監さんや寮母さんとは,家族のような絆を感じています。進路選択の際には一緒に悩んだり,アドバイスをしていただいたり,面接練習もしていただきました。時には厳しく,時には優しくたくさんの言葉を,そしてたくさんの愛情を与えていただきました。今や私の興味関心の大部分を占めている釣りの楽しさを教えてくださったのも寮監さんです。みんなで過ごした釣りの時間,この時間が私にとって,ここ小宝島での一番大好きな時間でした。楽しい,楽しい思い出をありがとうございました。

 最後に,お父さん,お母さん,そしておじいちゃん。遠く離れていてもいつも私たち兄弟をサポートしてくれてありがとうございます。お兄ちゃんが十島村の山海留学を勧めてくれ,お父さんとお母さんが後押ししてくれたおかげで,小宝島に来ることができました。そして毎年,運動会にはおじいちゃんが来て参加してくれました。恥ずかしさから素直に自分の気持ちを表すことがなかなかできませんでしたが,いつも家族のみんなには感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。私の望むことをいつも応援してくださるみんなのおかげで,今この舞台に立つことができています。高校生活も目標を持って頑張りますので,これからも応援よろしくお願いします。

 卒業を迎えるにあたり,私を支えてくださったすべての方々に,心から感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。ここ小宝島を離れ,新しい道へと歩みますが,ここで得たものを胸に,どんな困難も乗り越え,前に進んでいきます。

 ここ小宝島での思い出は,私の一生の宝物です。また大人になって小宝島にGTを釣りに来ます。再びお会いできる日までどうぞお元気で。本当にありがとうございました。             

                        令和7年 3月8日 卒業生

              お礼の言葉

 厳しい冬の寒さも和らぎ,島のあちらこちらに咲いているハイビスカスが小宝島を華やかに彩っています。

 本日は私たちのために,来賓のみなさま,地域の皆さま,保護者の皆さま,先生方,在校生のご出席のもと,このような卒業式を挙行していただき,心よりお礼申し上げます。

 3年前の宝島小・中学校入学式の時,私は,悪石島から宝島に移り,これから3年間うまくやっていけるか不安でいっぱいでした。そして,後期課程9年生の9月,ここ小宝島学園に転校してきました。宝島小・中学校の時と同様に,2学期に転入ということで,寂しさや不安がありました。しかし,宝島に行った時も小宝島へ来た時も,児童生徒の皆さんや先生方,島民の方々がたくさん話しかけてくださり,様々なことを教えてくださったので早く生活に馴染むことができました。本当にありがとうございました。ここ小宝島学園に登校するのも今日が最後となりました。今日が最後の登校だと考えると,歩き慣れた通学路もすっかり小さくなった標準服も,少し寂しく,感慨深くなります。

 改めて振り返ってみると,この三年間,宝島と小宝島での思い出が次々に浮かんできます。

 7年生では,初めて経験することがたくさんあり,何をするにしてもとても緊張する日々でした。特に体育祭や文化祭は,宝島の大きな行事で,中学生として小学生をまとめたり,先輩方のサポートをしたりしながら,しっかりと運営することができるかとても緊張したことを覚えています。

 8年生では,島内の職場体験学習や,島外職場体験学習が心に残っています。その時点ではまだ,進路のことなどをあまり考えていませんでしたが,事業者の方のお話をお聞きし,自分自身の将来について,考える機会になりました。

 そして,9年生。今までと比べ進路の話をすることが多くなり,私もどうするかを真剣に考えることが多くなりました。最初は,あまり進路のことが決まっていない状態で小宝島へ転校することに不安でいっぱいでした。しかし,先生方のご指導のもと,希望進路を見つけ,その目標に向かって自分なりに努力した結果,4月から念願の高校に行くことができます。

 私はここ十島村で数えきれないほどたくさんのことを経験し,思い出をつくることができました。このようにたくさんの思い出ができたのも私を支えてくださったみなさんのおかげです。本当にありがとうございました。

 在校生の皆さん。今まで,行事や委員会などで,うまくまとめられなかったこともありましたが,皆さんがサポートしてくれたおかげで,スムーズに進めることができました。ありがとうございました。心から感謝しています。また,進路決定の時期には,皆さんからの温かいメッセージや応援が背中を後押ししてくれました。不安を感じる辛い期間でしたが,その不安を消し飛ばすことができるくらいみんなの応援に助けられた三学期でした。在校生のみなさんにはこれからもたくさん行事などがあり,大変なこともあると思いますが,みんなで協力し合いながら,ここ小宝島学園を,そして小宝島を盛りあげてほしいです。これからの学校生活がより良いものになることを祈り,私たちの母校,小宝島学園の伝統というバトンを渡します。一緒に思い出をつくってくれてありがとうございました。

 そして,お母さん。たくさん心配をかけました。しかし,どんな時も優しく,時には静かに見守ってくれました。どうしようもない苛立ちや不安で過ごした日々もありました。そのような日々の中で,いつもお母さんは私の一番の理解者で,一番応援してくれる人でした。これからお母さんのもとを離れ,遠く静岡の地で新たな生活をはじめます。人一倍緊張し,不安を感じやすい私ですが,将来グローバルな世界で働きたいという夢を叶えるために,これから新たな一歩を踏み出します。まだまだお母さんのサポートが必要です。身体に気をつけて,ここ小宝島から応援してください。これからもよろしくお願いします。

 最後になりましたが,これまで私たちを支えてくださった全ての方々に感謝を申し上げるとともに,小宝島学園の益々の発展を心から祈念し,お礼の言葉といたします。

                          令和7年3月8日 卒業生

    

 3月8日(土),第1回「後期課程卒業式」及び「前期課程6年生修了式」が実施されました。

 この春に島立ちをする2名の9年生と,前期課程を修了する2名の6年生の門出を祝おうと,保護者やご家族,寮監さん,そしての地域の方々も参加してくださいました。

 

「修了証書授与」では,修了生が証書を受け取った後,これまでの生活を振り返りながら感謝のことばを立派に述べることができました。また,「卒業証書授与」では,9年らしく堂々とした返事で証書を受け取る姿を見せてくれました。

 

 

 在校生から「お祝いのことば」と「花の贈呈」も行いました。そして,在校生が卒業生や修了生との思い出を語り,全員で「旅立ちの日」を歌いました。

 6年生と9年生のこれまでのあゆみを振り返ることができ,会場全体が感動的な気持ちに包まれました。

「卒業生お礼のことば」では,卒業生2名が小宝島での生活での思い出,家族や寮監さん,友達,地域の方への感謝のことば,そして島立ちするにあたっての決意を述べました。一つ一つのことばに思いが込められた素晴らしいスピーチとなりました。

 4月から「後期課程」へ進級する6年生と,島立ちをして上級学校に進学する9年生にとって幸多からんことを願っています。おめでとう!!

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