1月26日(火)は、平島で古くから伝わる伝統行事「カセダウチ」が行われました。カセダウチは「福徳神(フットコジン)」と呼ばれる神様が各家庭をまわり島民の無病息災を願う行事です。
この行事の見所は、道を通る福徳神に子どもたちが水をかける場面です。子どもたちは、それぞれがバケツや桶を持ち、通りかかる福徳神にいきおいよく水をかけます。水をかけられた福徳神は、猛スピードで子どもたちを追いかけ、顔に墨を塗ります。水掛は島の五穀豊穣を、墨を塗るのは子どもが1年間健康で暮らせる事を祈るおまじないだそうです。
今年の開催はどうなるのだろうかと心配されていましたが、島民の方のご尽力もあり、新型コロナウイルスへの対応も図りながら、無事に開催することができました。当日、参加していた子どもたちは、福徳神を見つけると様々な道具を使って水かけを行ったり、しっかりと顔に墨も塗って貰ったりとても楽しそうな様子でした。
平島の古くからの伝統を感じ、島の良さを知ることができるとてもよい機会となりました。