8日(水)の5時間目に,TV会議システムを活用して,中学校2・3年生が全島の中学校3年生と合同授業を行いました。中学校3年生部会の中で,今回の合同授業のねらいを「進路の話題を交えた自己紹介をすることで,よりよい人間関係を築いたり進路実現に向けて効果的な情報を交換したりすることができるようにする」と位置付けて行いました。生徒たちは,発表を聞きながら反応をしたり細かくメモをしたりしながら「相手意識」をもって参加していました。進路実現に向けて,「集中力を保つためにはどのようにしたらよいのだろう」「日々の学習をどのように進めたらよいのだろう」等,生徒一人ひとりが悩みを打ち明けていました。その悩みについて,自分なりの方法や考えを伝え合いながら,自信をもって次の一歩を進められるように助け合っている姿がとても輝いていました。本校は,中学校2年生も参加しましたが,来年の自分のために生かそうという思いをもちながら,先輩たちの話を聞いている姿がとても印象深かったです。
人生の岐路に立つ中学校3年生。十島村の実情を踏まえると,直接会って相談することは難しいことです。しかし,一人ひとりが真剣に悩んでいるからこそ,TV会議を通してみんなが一つになり,みんなで高め合いながら進路実現に向けて全力で取り組んでいこうとする中学校3年生部会の熱い思いに感心しました。進路について悩みをもっているのはみんな同じなのです。「十島村にいる中学校3年生みんなが頑張っている」と思いながら,一つ一つ頑張ってほしいと思います。そして,進路実現に向けて全職員で支えていきたいと思います。