7月8日(金)の朝の時間に,小中別朝会がありました。今回で,1学期最後の小中別朝会になりました。小学校と中学校に分かれて,子どもたちに大切にしてほしいことや教職員の思いが語られました。
小学校では,鹿児島県教育委員会が発行している「令和2年度版人権教育指導資料 仲間づくり」に載っている活動を行いました。今回実施したのは,言われたとおりに絵を描いていくというものです。➀「空には星が輝いている」➁「下には原っぱが広がっている」③「原っぱにはポツンと一軒家が立っている」④「家の近くにベンチがある」⑤「家の後ろに大きな木が立っている」➅「大きな木の上に月がある」⑦「右から流れ星が1つ流れてくる」 。この通りに絵を描き,お互い描いた絵を見せ合うと,言われた通りにみんな描いたのにもかかわらず,一人ひとり絵が違うことに子どもたちは驚いた様子でした。そこで,「同じ言葉であっても,一人ひとり受け止め方が異なる」ことを学びました。望ましい人間関係を構築していくためには,相手のことを考えながら言葉を伝えたり相手に寄り添う言葉かけを行ったりすることは必要不可欠です。1学期に築いた絆をさらに深めるために,相手を想う心を大切にしてほしいです。
中学校では,「右手で四角を,左手では三角を同時に書く」「手をにぎり,小指・親指を交互に立てていく」等,動きを通して,人の体は思った通りに動かすことは難しいということを体験しました。そのことを踏まえて,これまでの自分自身を振り返ってみると,心も同じであるということに気付くことができました。今日の体験を通して,複数のことを同時に進めていくときに一つ一つを分割することや,同時に進めていくためには訓練が必要であるということを学校生活でも活かしてほしいです。
1学期の終業式は7月20日(水)です。一日一日を大切に過ごし,「1学期頑張ることができた!」と実感でき,気持ちよく夏休みを迎えることができるように努めて参ります。